磁石とヨーク

磁石とヨーク

よくホワイトボードなどにくっ付いている、                         丸形状でカラフルなプラスチック、鉄、磁石の順番で一体になっている              製品を一度は見た事があるかと思います。

このプラスチック、鉄、磁石が一体になっている製品の                   鉄をヨーク(継鉄)と呼び、                                実はこのヨークは磁石を保護する目的ではなく、                    吸着力を上げる目的で使用しているのです。

ヨークを使用する事で、磁石単体で使用する時と比べ                                                             3倍程度、吸着力が強くなります。

ヨーク(継鉄):磁気回路(磁束が流れる道)を制御する際に使用する鉄の事。                               一般的に磁性体(磁力を通す物)である事が必須で、アルミや銅などの非磁性体は適していません。

磁石単体で使用した場合、                               磁石に流れる磁束が大気中(様々な方向)へ飛んでしまいます。                   この事は磁石に流れる磁束を外に逃がしてしまい                      磁束を活用しきれていないのです。

そこで鉄などを用いて磁石を覆う事で磁気回路(磁束が流れる道)を構成させます。    ヨークを用いてN極⇒磁性体⇒S極と磁気回路を構成させる事で               磁束を逃がす事なく活用できるのです。

ヨークを使用しない磁束の流れ(矢印)

ヨークを使用した磁束の流れ(矢印)

本日の原材料価格 【4-24

2024/04/24
[元/kg]
  • プラセオネオジ(Pr-Nd)
    486.5
    ジスプロシウム(Dy)
    2525
    テルビウム(Tb)
    7975
    プラセオネオジ(Pr-Nd)
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