サマコバ磁石のご案内

サマコバ磁力は強力ながら、錆にも高温にも強いのが特長です!

サマコバ磁石はネオジム磁石に次ぐ磁気エネルギー積を持ち、且つ防錆処理なしでも耐食性は高く、温度特性も優れた高温に強い希土類磁石です。

主にサマリウム(Sm)・コバルト(Co)で構成される焼結製品で、1-5系及び2-17系のニ材質があります。1-5系は高い保磁力Hcjを有しながら着磁が容易で、磁力調整がし易い磁石です。また温度変化にも比較的安定した性能を示します。2-17系は高い 磁力を有し、磁気特性の温度安定性も格段に優れています。サマコバ磁石は、機械的な強度が比較的低いため欠け、割れにに対する扱いに気をつける必要があります。

サマコバ磁石 特性データ(材質特性データ)

※以下の製品データは参考例です

サマコバ磁石    材質名

残留磁束密度(Br)

保磁力(Hcb)

保磁力(Hcj)

 最大エネルギー積((BH)max

KGs

T

kOe

kA/m

kOe

kA/m

MGOe

kJ/m3

SF20 1-5

≧9.0

≧0.90

≧8.5

≧676

≧15

≧1194

19~21

150~167

SF24 2-17

≧9.5

≧0.95

≧8.7

≧692

≧18

≧1433

22~24

175~191

SF26 2-17

≧10.2

≧1.02

≧9.4

≧748

≧18

≧1433

24~26

191~215

SF28 2-17

≧10.3

≧1.03

≧9.5

≧756

≧18

≧1433

26~28

205~220

SF30 2-17

≧10.8

≧1.08

≧9.9

≧788

≧18

≧1433

28~30

220~240

サマコバ磁石 特性分布(特性MAP)

サマコバ磁石 減磁曲線グラフ

サマコバ磁石 物理特性

 

 

温度係数

密度

キューリー温度

ヴィッカーズ

使用温度

 

 

(20℃~Tw)

(D)

(Tc)

硬度(HV)

(℃)

 

 

/℃

g/m3

 

 

シリーズ名

製品名

αBr

αH

 

 

 

 

Sm1Co5

SF20

0.05

0.3

8.3

750

450~500

250

Sm2Co17

SF24

0.025

0.2

8.4

800

550~600

300

 

SF25

0.03

0.2

8.4

800

550~600

300

 

SF28

0.035

0.2

8.4

800

550~600

300

 

SF30

0.035

0.2

8.4

800

550~600

300

サマコバ磁石 製造プロセス

  • 1. 配 合
  • 2. 溶 解
  • 3. 微粉砕
  • 4. 磁場中成型
  • 5. 焼結・熱処理
  • 6. 加 工
  • 7. 着 磁
1. 各原料を配合します。
2. 配合された原料を高温で溶解し、合金を作成します。
3. 合金を微粉末にします。
4. 微粉末をプレスする際、磁界を加え磁化方向を揃えた成形粉末品を作ります。
5. 約1200℃で焼結後、約1000℃で熱処理し、磁気特性を高めます。
6. 製作された磁石母材を加工し、製品形状に仕上げます。
7. 磁界を与え、磁力を持った磁石となります。
8.上記の工程を行いサマコバ磁石が完成します。
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本日の原材料価格 【4-17

2024/04/17
[元/kg]
  • プラセオネオジ(Pr-Nd)
    481.5
    ジスプロシウム(Dy)
    2525
    テルビウム(Tb)
    7900
    プラセオネオジ(Pr-Nd)
  • 原材料価格について
    前日比 プラセオネオジ(Pr-Nd)-0.4% となっています。
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