ネオジム磁石の表面処理について

ネオジム磁石の表面処理

NFシリーズマグネットは表面処理が施されています。このマグネットは非常に磁力が強いという利点と組成の70%近くが鉄(Fe)であることから防錆対策が必要であるという特徴をもっています。

NFシリーズマグネットの表面処理は電解Niメッキを採用しています。電解Niメッキはネオジムマグネットの表面処理方として最も普及し信頼性の高いものです。弊社ではこの表面処理に特に力を入れ、専用工場(北京市)に日本人技術者を派遣して、日本で実績のある技術と品質管理を導入して行っています。

この電解ニッケルメッキは主にマグネットは主にマグネットの形状により、ニッケル一層メッキ(Ni)および銅+ニッケルメッキ(Cu+Ni)があります。特にCuメッキを直接ネオジム磁石につける技術は中国では弊社だけです。この技術により振動モータ等に使用される内径の小さいリング形磁石にも信頼性の高い皮膜を作ることが可能となりました。

磁石重量の小さいものは回転バレル方式、重量の大きなものは吊るし方式で対応が可能です。電解Niメッキの信頼性は以下の方法で確保されています。

信頼性試験 PCT(プレッシャー・クッカー・テスト)加速試験実施
 120℃、100%RH、20時間
 (メッキロット毎に実施)

 加速試験の相関

No. 加速試験条件 試験時間 試験装置
1 120℃、100%RH 20時間 PCT試験機
2 85℃、100%RH 250時間 恒温高恒湿試験機
3 60℃、100%RH 1250時間 恒温高恒湿試験機
4 40℃、100%RH 5500時間 恒温高恒湿試験機
NO.1のPCTを通常行いますが、客先との仕様取り決めによりNO.2の加速試験を実施する事例も多くあります。この加速試験により通常の使用(東京の年平均温湿度)で8.9年の表面処理の性能が確保できます。